事業計画・収支予算

平成19年度 事業計画 (平成19年7月1日から平成20年6月30日まで)

県土の3分の2を占める森林は、県土の保全、水源のかん養、生活環境の保全、更には地球温暖化の防止や生物多様性の保全など多様な働きのなかで、私たち県民に多くの恵みを与えてくれている。

県においては、従来から“森林は県民共通の財産である”との認識のもとに豊かな森づくりを進められてきたが、特に平成14年度からは「森林整備への公的関与の充実」・「県民総参加の森づくりの推進」を基本方針に、保全のみではなく森の回復と再生をめざした『新ひょうごの森づくり』を展開されている。

このなかで平成16年の一連の台風では、風倒木や山崩れなどかってない森林被害を被りましたが、県民の皆様に森林整備の必要性を改めて強く認識していただけることにもなりました。また、この災害を契機に、以前から検討されていた「県民緑税」が平成18年度から導入され、防災面での機能強化を早期・確実に進める「災害に強い森づくり」が進められることとなり、大いに期待しているところである。今後もこれら施策が効果的に推進されるよう、関係団体並びに会員市町・森林組合と一丸となって協力支援するとともに、「ひょうごの森づくり」が、長期的な視点のもとに、計画性と持続性を有する一貫した施策として展開できる体制と財源確保を強く要請するものである。

国においても、多様な機能を有する森林は「緑の社会資本」との認識にたち、その恩恵を後生の人々が享受できるよう、より長期的視点に立った森づくりを推進することとし、平成19年2月から「美しい森林づくり推進国民運動」が展開されているところである。

このような情勢のなかで、森林の多面的な機能を高度に発揮させる多様な森づくりがますます求められていることから、国に対し、森林整備の安定財源となる新たな税制度の早期創設など社会的負担システムの構築と公的関与による森林整備の推進を要望するとともに、森林災害復旧事業等に関連して、風倒木被害跡地等での二次災害防止対策の支援措置を求めていく。

これら要請活動に加え、当協会は、下記事項を重点に活動を行うとともに、これまでに製作してきたビデオをはじめ、「土石流モデル実験装置」、「降雨体験装置(カッパくん)」や「3次元立体映像装置(ワァー土石流だ)」等を活用し、多くの方に自分の目で治山事業の効果や必要性の認識を深めて頂き、併せて防災意識の向上に努める。

また、森林の働きや森林整備の大切さ、林道の役割等を知って頂くため、ホームページの充実化や啓発冊子の作成、林道自然観察ウォーキングなど多彩な普及啓発活動を広く展開する。

更に、事業運営の円滑な推進を図るため、治山・林道事業の現場管理技術業務の受託を含め事業計画を策定した。

本年度も、県当局のご指導と会員のご支援を賜りながら、関係方面の期待に沿うよう努力する。

  1. 事業推進
    会員市町・森林組合と関係団体との連絡協調を図りながら、次の事項について、提案、要望、陳情等の活動を展開する。
    〔治 山 事 業〕
    1. 風倒木被害跡地等の二次災害防止対策の推進と水源地域森林の機能強化など積極的な治山事業の展開
    2. 治山事業予算枠の拡大
      • 山地治山事業の拡大
      • 水土保全治山事業の拡大
      • 水源地域整備事業の拡大
      • 地すべり防止事業の拡大
      • 共生保安林整備事業の拡大
      • 保安林整備事業等の拡大
    〔森林整備事業(林道、造林)〕
    1. 災害に強い森づくりなど多様な森づくりの展開
    2. 森林整備の推進と効率的林業経営を目指した林内路法整備の計画的な推進
    3. 森林環境保全整備事業及び森林居住環境整備事業予算枠の拡大
      • 森林基幹道開設事業の拡大と早期完成
      • 森林管理道開設事業の拡大
      • 林道改良・舗装事業の拡大
      • ふるさと林道緊急整備事業の継続及び地方財政措置の充実
      • 造林事業の拡大
      • 緊急間伐総合対策事業の積極的推進
    〔森林病害虫防除事業〕
    1. 松くい虫被害対策予算の拡大
    2. 松くい虫被害木の景観伐倒事業への支援
    3. ナラ類集団枯損対策の推進
  2. 講習会
    1. 関係事業の技術、知識の向上のための研修会、講習会の開催
    2. 会員を対象とする研修会に対する協力
  3. 調査研究
    1. 関係事業先進地調査
    2. 関係事業に関する知識と技術の向上を図るための研究会等の開催
    3. 森林・林業への理解を深めるための小中学生用学校教材や一般向け啓発誌等を、関係機関と協力し作成する。
    4. 風倒木被害跡地等の二次災害対策を進めるための、資料集の作成並びに裏山危険地調査の実施
  4. 普及宣伝
    1. 関係事業への理解と技術の向上を図るための図書、刊行物、ポスター、パンフレット等を購入・作成し配布する。また、「3次元立体映像装置」用の新たな映像ソフトの作成について検討する。
    2. 各種イベント等において、「土石流モデル実験装置」、「降雨体験装置(カッパくん)」や、「3次元立体映像装置(ワァー土石流だ)」等を活用し、治山事業等の普及啓発活動を展開する。
    3. 森林・林業への理解を深め、治山・林道事業や森林整備事業の必要性を認識して頂くため啓発冊子を作成するとともに、ホームページの充実化を図り、情報の迅速な提供に努めるなど当協会の活動をPRする。
      また、平成15年度から実施している林道自然観察ウォーキングを行い、林道の果たす役割や森林の素晴らしさ、大切さを知って頂く活動を展開する。
    4. 山火事防止並びに山地災害防止に関するPR関係書籍、参考図書等の購入、斡旋を行う。
    5. 森林土木用特殊資材の斡旋を行う。
  5. 表彰
    1. 治山、林道工事の施工技術並びに林道維持管理の向上を図るため、次のコンクールを開催し、入賞工事、路線の表彰を行う。
      • 林道維持管理コンクール
      • 林道工事コンクール
      • 治山工事コンクール
      • 治山事業功労者
      • 民有林治山・林道木材使用工事コンクール
    2. 中央協会の表彰行事に参加する。
  6. 特別会計事業
    特別会計事業計画書のとおり
    <特別会計事業計画書>
    現場管理技術業務を中心に次のとおり実施する。
    種目 収入見込額 摘要
    管理受託事業 109,809 現場技術業務
    測量受託事業 100 林道測量業務
    調査受託事業 1,953 危険地調査業務
    工事資材斡旋 1,000 堤名板等資材の斡旋
    出版刊行物作成販売 200  
    113,062  
    (単位:千円)
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