
県土の3分の2を占める森林は、県土の保全、水源のかん養、生活環境の保全、更には地球温暖化の防止や生物多様性の保全など多様な働きのなかで、私たち県民に多くの恵みを与えてくれている。
県においては、従来から“森林は県民共通の財産である”との認識のもとに豊かな森づくりを進められてきたが、特に平成14年度からは「森林整備への公的関与の充実」・「県民総参加の森づくりの推進」を基本方針に、保全のみではなく森の回復と再生をめざした『新ひょうごの森づくり』を展開されている。
このなかで平成16年の一連の台風では、風倒木や山崩れなどかってない森林被害を被りましたが、県民の皆様に森林整備の必要性を改めて強く認識していただけることにもなりました。また、この災害を契機に、以前から検討されていた「県民緑税」が平成18年度から導入され、防災面での機能強化を早期・確実に進める「災害に強い森づくり」が進められることとなり、大いに期待しているところである。今後もこれら施策が効果的に推進されるよう、関係団体並びに会員市町・森林組合と一丸となって協力支援するとともに、「ひょうごの森づくり」が、長期的な視点のもとに、計画性と持続性を有する一貫した施策として展開できる体制と財源確保を強く要請するものである。
国においても、多様な機能を有する森林は「緑の社会資本」との認識にたち、その恩恵を後生の人々が享受できるよう、より長期的視点に立った森づくりを推進することとし、平成19年2月から「美しい森林づくり推進国民運動」が展開されているところである。
このような情勢のなかで、森林の多面的な機能を高度に発揮させる多様な森づくりがますます求められていることから、国に対し、森林整備の安定財源となる新たな税制度の早期創設など社会的負担システムの構築と公的関与による森林整備の推進を要望するとともに、森林災害復旧事業等に関連して、風倒木被害跡地等での二次災害防止対策の支援措置を求めていく。
これら要請活動に加え、当協会は、下記事項を重点に活動を行うとともに、これまでに製作してきたビデオをはじめ、「土石流モデル実験装置」、「降雨体験装置(カッパくん)」や「3次元立体映像装置(ワァー土石流だ)」等を活用し、多くの方に自分の目で治山事業の効果や必要性の認識を深めて頂き、併せて防災意識の向上に努める。
また、森林の働きや森林整備の大切さ、林道の役割等を知って頂くため、ホームページの充実化や啓発冊子の作成、林道自然観察ウォーキングなど多彩な普及啓発活動を広く展開する。
更に、事業運営の円滑な推進を図るため、治山・林道事業の現場管理技術業務の受託を含め事業計画を策定した。
本年度も、県当局のご指導と会員のご支援を賜りながら、関係方面の期待に沿うよう努力する。
記
| 種目 | 収入見込額 | 摘要 |
|---|---|---|
| 管理受託事業 | 109,809 | 現場技術業務 |
| 測量受託事業 | 100 | 林道測量業務 |
| 調査受託事業 | 1,953 | 危険地調査業務 |
| 工事資材斡旋 | 1,000 | 堤名板等資材の斡旋 |
| 出版刊行物作成販売 | 200 | |
| 計 | 113,062 |